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執筆者の写真Yasushi Kuroiwa

「しっかり、上方の窓に向けて前進」~4/26(夕刊)

 本日の日経平均は 105.60 円高の 29126.23 円で取引を終了した。米株高を受けて買い先行となったものの、その後はいったんマイナス圏へと下落。それでもその後は再び上値を試す動きとなった。ただ、基本的に手掛かり材料に乏しく、終始、薄商い。東証一部の売買代金は2兆円をそこそこ上回るに留まった。


 日経平均の日足チャートでは、十字足が出現。やや下ひげの長いローソク足となっており、一応の買い意欲の強さを示唆している。「順調なリバウンド相場」が続いており、先高観の強いチャート形状。短期的には上方の窓を目指す展開が予想され、投資家は「買いポジション」を維持するしかないだろう。

 市場が気にしているのが、緊急事態宣言の経済への影響。これが長引くのかどうか、という話だ。ただ、東証業種別騰落率では空運、陸運などが大幅高。経済正常化への期待が高まりつつある。政府から「9月には全員にワクチン接種」が伝えられたことで、ここには一定の安心感。景気を半年から9か月程度、先読みする株式相場にとって、これは杞憂に終わるのだろう。


 あとは、ビットコインの急落か。売り一巡後は下げ渋る動きも見られたが、着実に水準を切り下げている。一部の専門家は「今年、必ずバブルは崩壊する」と発言しており、市場が緊張しているのは事実だろう。もともとその価値が微妙な仮想通貨、暗号資産。「経済正常化→金融緩和終了」という前提に立てば、急落のリスクは決して否定できない。現状、中央銀行による「通貨発行権」を侵しているだけに、その価値が現行通貨に統合されるリスクはまったく否定できない。「当局に泳がされている(最終的にシステムだけが乗っ取られる)」という前提で、これらを見ておきたい。


 なお、インドで発見された二重変異株が国内でも計 21 件確認された。これに対してワクチンの効果は未知数であり、今後の流れを注視しておきたい。


<マーケット・ストーリー>

中身がスカスカなハンバーガーが配られた。「すみません!僕のヤツ、具がないんですけど――」と叫ぶと、「大丈夫です。今から入れますから・・・」と、能天気な答え。「ちゃんと穴埋めしてくれるんだろうな-!」

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