昨日の米国株式相場は上昇。ダウ工業株 30 種平均は 131.02 ドル高の 34633.53、ナスダック総合指数は 18.42 ポイント高の 14522.38 となった。また、時間外取引の日経平均先物(円建て)は 28750 円付近での推移。したがって、本日の日経平均はやや堅調スタートを想定。リバウンドを試す動きになると思われる。
日経平均の日足チャートでは昨日、連日の陰線が出現。買い一巡後に上値が重くなっており、ザラ場での売り圧力の強さを示している。
本日も堅調スタートが予想されるものの、基本的にチャートは弱気形状。買い一巡後は下値を試す動きとなりそうだ。
市場が気にしているが、今晩の米雇用統計。市場予想は 70 万人増であり、これに対して実際にはどのような数字となるのか。もし、これよりも強い数字が出て、FRB のタカ派色が強まれば、株価にとってマイナスとなる。逆に弱い数字が出て、ハト派色が強まれば、株価にとって追い風になるのだろう。いずれにしても市場がどのような評価をするのか――ということになる。
もちろん本日は週末であり、こういったイベントを控えていることもあり、東京市場では警戒感が強まりやすい。「分かんないから、とりあえずポジションを閉じておこう」という雰囲気となれば、引けにかけて値を消すかもしれない。そういった事情もあり、投資家は「弱気スタンス」を維持するしかないだろう。
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