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執筆者の写真Yasushi Kuroiwa

「やや軟調スタートも、下方の窓から上方の窓へ」~11/16(朝刊)

 昨日の米国株式相場は小幅安。ダウ工業株 30 種平均は 12.86 ドル安の 36097.45、ナスダック総合指数は 7.11 ポイント安の 15853.85 となった。また、時間外取引の日経平均先物(円建て)は 29735 円付近での推移。したがって、本日の日経平均はやや軟調スタートを想定。下値を試すものと思われる。


 日経平均の日足チャートでは昨日、窓を空けて上昇。強気相場が鮮明になっており、先高観が強まる格好となっている。

 ただ、上下に窓が存在しており、これを順番に埋めやすい。本日は軟調スタートが予想されるため、下方の窓に引き寄せられる展開となりそうだ。


 もちろんチャートは強気形状であるため、下方の窓を埋めたら、今度は上方の窓の順番となる。これを着実に埋めることで、短期的な需給のアヤを「消化」することになりそうだ。


 市場は基本的には手掛かり材料難の煮え切らない相場。しかし、チャートが強気形状であることから、ジリジリと上値を試す動きが予想される。一時的に下落したとしても、すぐに買いが入ってきそう。株式市場を取り巻く環境は良好であり、大きな懸念が存在していない。投資家たちが新規資金を入れやすく、株価上昇とともに自信をつけて行くことになりそうだ。「買いポジション」を持ったまま、「どこまで上昇するのか」を見極める局面となる。

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