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「エーザイが押し上げ、上方の窓埋めへ」~6/8(夕刊)

 本日の日経平均は 55.68 円安の 28953.56 円で取引を終了した。前場は堅調に推移する場面があったものの、買い一巡後は上値の重い展開。後場は下値を試す動きとなった。ただ、下落幅は限定的であり、チャートの強気形状に変化はない。


 本日、目立った動きをしたのはエーザイ(4523)だ。米製薬大手と開発したアルツハイマー病治療薬候補「アデュカヌマブ」の製造販売が、米食品医薬品局(FDA)に承認されたと伝えられ、ストップ高と急伸。依然として 2000 万株程度の買い物を残しており、明日の急騰も予想されている。同社株の日経平均の寄与度は 54 円程度。明日もストップ高となるとして、その分が上乗せされる。日経平均先物は 29100 円付近で推移しており、エーザイ上昇分+αを織り込む動きとなっている。

 日経平均の日足チャートでは、上影陰線が出現。上値の重さを示唆しているものの、上昇相場に変化はない。基本的には上方の窓を目指す順番であり、あと 380 円程度の上昇余地がある。本日の下落によって若干、買い妙味が増したといった感じだ。


 基本的に買い手掛かり材料が乏しいものの、相場の方向性は「上」となっている。上方の窓埋めは濃厚であるものの、相場はそれほど強くないことは分かっている。「相場の心変わり」は十分に考えられる状況であり、その豹変ぶりには注意をしたい。


<マーケット・ストーリー>

バランスが取れているのか、それとも取れていないのか・・・だんだん分からなくなってきた。「それもしかしたらアルツハイマーでは?」―-「だったらいい薬ありますよ。もしかしたら治るかも」―-そんなに期待を持たせていいのか。

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