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  • Yasushi Kuroiwa

「キャピタルゲイン課税は回避、素直に好感か」~4/1(朝刊)

 昨日の米国株式相場は高安まちまち。ダウ工業株30種平均は85.41ドル安の32981.55、ナスダック総合指数は 201.48 ポイント高の 13246.87 となった。時間外取引の日経平均先物(円建て)は 29405 円付近での推移。したがって、本日の日経平均は堅調スタートを想定。上値を試すものと思われる。


 注目のバイデン大統領による 2 兆ドルのインフラ投資の発表は、素直に好感されることになりそうだ。法人税税率のアップはネガティブではあるが、市場が警戒していたキャピタルゲイン課税に関しては回避。「最悪は免れた」という印象であり、相場は上方向で反応しそうだ。

 日経平均の日足チャートでは、再び上値を試す動きとなりそう。下方には巨大な「ファンダメンタルズの壁(割安の壁)」が位置しており、株価を下支えしやすい。短期的にはボックス相場を描きやすく、改めて上方向を試す動きとなるのだろう。目標となっているのは、上方の窓(29578.37 円―29621.22 円)。450 円程度の上昇余地があり、本日はそれを埋めに行く流れとなりそうだ。


 本日から名実ともに新年度相場入り。機関投資家の新規資金が入りやすい一方、期初から利益確定の売りが出てくる可能性も十分にある。どちらの勢いが強いのか測る局面であり、それが足元の相場を左右することになりそうだ。


 また、本日から消費税が総額表示となる。実質的な値下げ圧力がかかることになり、これが将来的な円高圧力となるかどうかを見極める局面だ。現在の為替は米長期金利の上昇を背景に、「金利裁定」から円安・ドル高が進みやすくなっている。国内輸出企業にとっては追い風であるが、もっと長期の視点で見た場合、「インフレ格差」という面では逆に振れる可能性は十分にある。「一方的な円安にはなりにくい」という認識が必要であり、「円安頼みの株価上昇」にはそれほど期待しない方が良いだろう。投資家は引き続き「買いポジション」を持ちながら、その辺の力関係を推し測る局面となる。

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