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「上ひげに挑戦、リバウンド相場は続くのか・・・」~8/31(朝刊)

 昨日の米国株式相場は小幅高。ダウ工業株 30 種平均は 37.57 ドル高の 34890.24、ナスダック総合指数は 75.55 ポイント高の 14019.31 となった。また、時間外取引の日経平均先物(円建て)は 32385 円付近での推移。したがって、本日の日経平均は堅調スタートを想定。上値を試すと思われる。


 昨日の米国株は上昇となった。GDP 改定値や ADP 雇用リポートがそれぞれ予想よりも下振れしており、過度なインフレ警戒感が後退。9 月 FOMC での利上げ観測も後退している。ハイテク株を中心に上昇し、上値を試す動きとなった。



 本日の日経平均は昨日の米国株の上昇を好感し、買い先行の展開を想定。上値を試すと思われる。ただ、昨日の日経平均は上ひげが出現しており、上値の重さを示唆。買い一巡後に上値を抑えられる可能性がある。すでに上方の窓埋めを拒否しているかもしれず、実際にそうなるのかを見極める必要があるだろう。投資家は「買いポジション」を維持したまま、上ひげ突破の有無を確認することにしたい。


 市場の関心は今晩の米 PCE デフレータに移っている。ここでインフレ鈍化の指標が出てくるか――そこに注目が集まっている。


 足元の米経済指標の悪化により、9 月利上げ観測がやや後退している。そういった意味で堅調な指標が出てくれば、市場は「ショック安」を引き起こしやすい。日本株も足元のリバウンド歩調が崩れる可能性があり、ここは注意が必要な場面だ。「相場の方向転換はあるのか」――投資家は米経済指標を睨みながら、じっくり観察する必要がある。


【本日のレポート銘柄】

東京電力<9501>

海帆<3133>

カバー<5253>など


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