本日の日経平均は 518.74 円高の 29331.37 円で取引を終了した。朝方から買い優勢となり、その後は上値を試す展開。前場に勢いが増す流れとなった。
ただ、後場に入ってからはやや膠着状態。新規の買い材料に乏しく、投資家にはやや警戒感も。日経平均は目標としていた上方の窓に一部、到達しており、ここで上昇が一服する形となっている。
東証一部の売買代金は約 3 兆 3000 億円。商いが盛り上がってきており、連休明けで新規参加者が増加したことがうかがえる。連休前にポジションを整理した投資家の買い戻しの動きも。特に波乱もなかったため、市場には買い安心感が強まった。
もちろん新型コロナの影響は残っている。本日の東京との新規感染者は 591 人との発表だが、これは医療機関の休診の影響が大きく出たとみられる。今後、感染者が増える可能性があり、予断を許さない状況だ。
あとは米ワシントン・ポスト(電子版)は、日本政府に対して東京五輪を中止するように促した。バッハ会長への批判を強めており、これが開催の有無にどう影響を与えるのか――。緊急事態宣言が延長されるなか、そこでのバッハ会長の来日。批判が一段と強まることが予想される。五輪中止は株価に対する影響は限定的だが、投資家の心理的な重しとなる可能性は十分にある。
投資家は目標となっている上方の窓に到達したことで、上値の重さを警戒する必要がありそうだ。もちろん窓上限(29530.84 円)まで、あと 200 円程度しかない。基本的には「ボックス相場」であるため、ここから抜け出すのは難しい。投資家は「買いポジション」を維持しながら、その強弱感を見定めなければならない。
<マーケット・ストーリー>
「はいよ、ほら」――ようやく肉がもらえた。しかし、周りの子はダブル・バーガー・僕のは、たった1枚きり。もうひと声、ほしいな~。
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