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「下方の窓を着実に埋める、感染拡大を嫌気」~7/15(夕刊)

 本日の日経平均は 329.40 円安の 28279.09 円となった。朝方から軟調スタートとなったあとは、さらに下値を試す動き。ジリジリと下落幅を拡大させた。


 日経平均の日足チャートでは大陰線が出現。売り圧力の強さを示唆しており、下落スピードが加速している。下方には大きな窓が空いており、それを着実に埋める動き。まだ、半分程度しか埋めておらず、この先、窓下限(28000.02 円)までの下落余地があるだろう。


 市場が警戒しているのが、コロナの感染拡大だ。東京では連日で 1000 人以上の感染者が出ており、待ったなしの状態となっている。現状の緊急事態宣言やオリンピックの開催を考えると、さらなる増加が予想される。経済的ダメージ、医療逼迫などが警戒され、株価はそれを織り込む動きとなるだろう。

 「窓・壁・軸理論」では、上方に3つのファンダメンタルズの壁が位置しており、これが着実に切り下がっている。軸(相場の方向性)が緩やかに下向きに傾いている証拠であり、将来的な下落を意味している。


 また、下方には比較的大きめのテクニカルの壁(需給の壁)があり、これが相場を支えている。短期的な買い戻しの原動力にもなっており、これが機能するかが焦点となる。


 もちろん、下方のテクニカルの壁は将来的に消滅する運命になる。一時的に相場を支えるかもしれないが、瞬間的なリバウンドによって消え去ってしまうリスクがある。投資家はその上昇を信じることなく、執拗に「戻り売り」「カラ売り」で対処しなければならない。


 なお、取引終了後にファストリ(9983)が業績予想の下方修正を発表。全体相場に悪影響を及ぼしそうだ。


<マーケット・ストーリー>

足が半分浸かったときに気付いても遅い。そうこれは単なる水たまりではない。底なし沼なんだ。

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