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「全体相場は凪、一部ではゲリラ戦」~4/15(朝刊)

 昨日の米国株式相場は高安まちまち。ダウ工業株 30 種平均は 53.62 ドル高の 33730.89、ナスダック総合指数は 138.26 ポイント安の 13857.84 となった。また、時間外取引の日経平均先物(円建て)は 29620 円付近での推移。したがって、本日の日経平均はもみ合いスタートを想定。前日終値近辺で寄り付くと思われる。


  昨日の日経平均はもみ合いスタート後、やや下値を試す動き。売り一巡後は下げ渋ったものの、ザラ場での売り圧力の強さを示唆している。

 「窓・壁・軸理論」では上方に壁が位置している。ここで大きな売り圧力がかかっており、当面は下値を試す展開が予想される。基本的には「ボックス相場」が継続しているが、今はやや下落しやすい状態。下方の壁に向けて、軟調な推移を強いられそうだ。


 東京株式市場は手掛かり材料難となっている。明確な買い材料がなく、投資家は様子見姿勢を強めている。そのなかで市場が気にしているのが、コロナの感染拡大の推移。同時にワクチン接種の進行、さらには本格化する企業決算などだろう。全体相場の動きが乏しければ、投資家は値動きの良い銘柄に食指を伸ばしやすい。結果として少ない銘柄に投機資金が集中し、乱高下するものも出てくるかもしれない。材料性のある銘柄としては東芝(6502)を筆頭に、小型株ではイメージワン(2667)、シキノハイテック(6614)、オキサイド(6521)、環境管理(4657)などか。本日もまた新たな銘柄が出てくると思われ、投資家の気持ちはそちらの方にすぐ動くことになるだろう。全体相場が「凪」だから故に、一部では「ゲリラ戦」が繰り広げられると思われる。

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