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  • Yasushi Kuroiwa

「再び弱気転換、改めて下方の窓を意識」~2/4(夕刊)

 本日の日経平均は 304.55 円安の 28341.95 円で取引を終了した。朝方から軟調な値動きとなり、その後はさらに下値を試す動き。リスク回避の売りが優勢となり、下落幅が拡大する流れとなった。


 日経平均の日足チャートでは、下方の窓下限(28379.31 円)をブレイクする形。再び「弱気形状」へと転じており、先安観が強まっている。昨日、上方の窓を完全に埋めたことで、強い達成感が台頭。ファンダメタンルズの壁もあることから、売り圧力が一気に強まっている。下方の窓下限を下回ったことで、売り圧力の強さを再確認する展開となっている。


 こうなってくると、投資家は再び下振れリスクを意識せざるを得なくなる。下方には「4つの窓」が位置しており、これらが株価を強烈に引き寄せる可能性があるからだ。ちょっと株価に振り回される形となってしまったが、改めて「売り転換」せざるを得ない状況となっている。


 市場は何を嫌気しているのだろうか――。足元の急速なリバウンドだろうか・・・。もしかしたら政治的なことを嫌気しているのか・・・。国会では菅首相の長男に関する質疑応答が行われており、菅政権を揺るがす事態となっている。大会組織委員会の森会長は相変わらずの問題発言。単にこの人の語彙力の話だと思われるが、世間はそう許してはくれない。オリンピック開催の是非に直結する話であり、経済への影響もそれなりにありそうだ。


 それよりもっとも気にしなければならないのが、日銀の動向。足元で長期金利がジワジワと上昇しており、不穏な雰囲気となっている。3月の会合までの「政策点検」が行われる予定となっており、場合によっては、日銀が長期金利の上昇を容認するかもしれない。もし、日銀が「引き締め方向」に舵を切るならば、それは本当にショッキングな出来事になる。株価には大きな悪影響があるのだ。これが「下落要因の大本命」とみる。もちろん本日の下落が「再々ダマシ」という可能性はあるが、投資家は足元の多少のロスを気にせず、相場について行かなければならない。

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