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「切り返したが、全員参加型には程遠い」~6/10(夕刊)

 本日の日経平均は 97.76 円高の 28958.56 円で取引を終了した。売り一巡後は切り返す動きとなり、結局、プラス圏で終わった。ローソク足では陽線となり、強気の包み足が出現。相場の底固さを示している。


 日経平均は引き続き「強気形状」を維持している。エーザイ(4523)が 27 円ほど押し下げたものの、東京エレク(8035)、テルモ(4543)などが相場を支えている。日経平均は一応、下落がストップしたことで、ちょっとした安心感が生まれている。ただ、いわゆる「全員参加型」の上昇相場には程遠い感じだ。


 日経平均は引き続き上方の窓を目指す動きとなりそうだ。短期的には 390 円程度の上値余地があり、これから埋めることになりそう。


 もちろん買い材料が乏しいのは事実。米長期金利が低下しても、主力ハイテク株、成長株の反応は限定的。全体相場を押し上げるには至っていない。気持ち「買い疲れ感」が漂っており、明確な上昇要因も見当たらない。上方の窓埋めに時間を要していると「見切り売り」が出てくる可能性があり、その点は十分に注意をしたい。


 もし、上方の窓埋めに失敗すると 29200 円付近に新たな壁が出現することになる。これはファンダメンタルズの壁(割高の壁)の可能性が高く、中長期で「突破できない壁」として意識されてしまう。そうなるかどうかを見極める局面であり、チャートの変化は十分に注意をしておきたい。


<マーケット・ストーリー>

「下の窓は簡単だ。でも、上の窓となると、こうも大変なのか・・・」―-なんとか足を踏ん張っているものの、3人目を乗せるには至っていない。「やっぱ全員でやらなければダメなのか・・・」

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