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「切り返す、あと 700 円の上昇余地」~5/26(夕刊)

 本日の日経平均は 88.21 円高の 28642.19 円で取引を終了した。朝方は軟調スタートとなったものの、売り一巡後は押し目買いが優勢。すぐにプラス圏へと転じた。ただ、買い一巡後は上値が重くなり、上昇幅は限定的。2ケタの上昇にとどまった。


 日経平均の日足チャートでは、これで7日連続の陽線出現。ザラ場中での買い意欲の大きさを示しており、それ自体には買い安心感がある。「順調なリバウンド相場」といった感じであり、先高観は非常に強い。日経平均は上方の窓を目指す展開であり、あと 700 円程度の上昇余地がありそうだ。

 市場にとって大きいのは、足元で米長期金利が落ち着いていること。先の米経済指標ではインフレ加速を示唆したものの、直近の米長期金利は 1.5%台で推移。警戒感が一歩後退している。


 あとは市場が各種悪材料を適度に織り込んだということ。感染拡大、ワクチン遅れ、オリンピックに政治リスク――この辺を十分に消化している。それ以上の悪材料が出てこなけれ ば、相場は買いが優勢。売り方の買い戻しが継続するだろう。


 ただ、ひとつだけ警戒しておくことがある。それは先日にも述べたが、この一連の動きが「ボックス下放れ」から始まっているということ。何らかの売り圧力がかかっており、その理由がまだはっきりとしていないのだ。チャートには「先見性」があり、すでに弱い動きが確認されている。今は「悪材料が潜伏」しており、いずれそれが「表面化」することも十分にあり得る。そういった意味でも、この先の「チャートの変化」は十分に注意をしておきたい。逆の言い方をすれば、それが出るまでしばらく「買い継続」となる。


<マーケット・ストーリー>

場内ではカウントダウンが始まった。目標はあと7m。そこまで上がれば、いったん安心感が出てくる。屋上に降り立つことだって可能だ。「10・9・8・7・・・・」(そんな能天気に数え始めて本当に大丈夫なのだろうか・・・)

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