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  • Yasushi Kuroiwa

「堅調スタート、上ひげ・壁との攻防を注視」~4/12(朝刊)

 先週末の米国株式相場は上昇。ダウ工業株 30 種平均は 297.03 ドル高の 33800.60、ナスダック総合指数は 70.88 ポイント高の 13900.18 となった。また、時間外取引の日経平均先物(円建て)は 29960 円付近での推移。したがって、本日の日経平均は買い先行の展開を想定。上値を試すものと思われる。

 先週末の日経平均はわずかに窓を空けて上昇。買い一巡後は伸び悩んだものの、チャートは「強気形状」へと転換している。本日は3万円の大台を再チャレンジすることで、先週末の上ひげを突破してくるかもしれない。本来の需給であれば、下方の窓を埋めやすかっただけに、その分、上昇力の大きさを示唆することになる。


 とはいえ、基本的には手掛かり材料難で、積極的に上値を買いにくいのも事実。最終的に「ボックス相場」が継続している可能性もあり、上ひげの成否、そして上方の壁との攻防を見極める局面だ。投資家は「買いポジション」を持ちながら、相場の強さを推し測る場面となる。


 当面の懸案事項は、当然、コロナ感染拡大の有無だ。日本はワクチン普及が遅れており、国民経済にとって大きな負担となっている。「まん延防止」という弱い強制力によって、国民生活が制約されているが、これがより強度な緊急事態へとつながる可能性は否定できない。オリンピックの有無や GoTo 再開にも直結するだけに、それに関しては注視する必要があるだろう。


 あとは、内外で指摘されている「バブル崩壊」への懸念だ。先の金融巨額損失を皮切りに、今後、数々のバブル崩壊の事象が表面化するかもしれない。世界の中央銀行の過剰流動性供給によって、多くの資産価格が高騰を続けている。海外の専門家の一部はバブル崩壊を予告しており、それが第2のリーマンショックを発生させる恐れもある。高値更新を続ける米国株、急騰するビッドコインを筆頭に、将来的に総崩れとなる可能性は十分にある。経済正常化のタイミングで過剰流動性への期待が後退すれば、それが引き金となるかもしれない。その辺に注意しながら、慎重に「買いポジション」を持つ局面となる。

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