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執筆者の写真Yasushi Kuroiwa

「堅調スタート、大地震の影響は限定的」~2/15(朝刊)

 先週末の米国株式相場は上昇。ダウ工業株 30 種平均は 27.70 ドル高の 31458.40、ナスダック総合指数は 69.70 ポイント高の 14095.47 となった。また、時間外取引の日経平均先物(円建て)は 29695 円付近での推移。したがって本日の日経平均は堅調スタートを想定。上値を試すものと思われる。


 日経平均の日足チャートでは先週末、下ひげが出現。高値圏での利食い売りは強かったものの、それなりの買いが入っている。上昇相場は継続しており、本日はその流れを引き継ぐことになるだろう。

 東日本で再び大震災が発生したが、この影響は限定的。JR 東日本(9020)などの関連銘柄に若干の利益確定売りが出そうだが、大勢に影響はないだろう。株式市場にとって大地震は「必ず売り」というものではなくて、復興需要やその後のインフラ整備などに期待が高まる。今回の地震は経済的ダメージがそれほど大きくなく、2~3週間後の完全復旧が見込めるもの。株式市場にとって大きな悪材料とはならない。


 市場は引き続き、「ワクチン接種→経済正常化」を前提に上値を買い進むことになりそうだ。その際に必要なのが、「継続的な金融緩和」である。現時点で日銀や FRB の政策に変化が出ておらず、これが安心感につながっている。現在の株高が「コロナバブル」と言われる所以でもあり、「継続的な株高」の論拠になっている。足元で企業業績も堅調となっており、株価に大きな割高感がないのが実情だ。投資家は引き続き「買いポジション」を継続し、「この相場がどこまで伸びるのか」を見ていたい。

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