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執筆者の写真Yasushi Kuroiwa

「堅調スタート、強気転換できるのか?」~7/27(朝刊)

 昨日の米国株式相場は上昇。ダウ工業株 30 種平均は 82.76 ドル高の 35144.31、ナスダック総合指数は 3.72 ポイント高の 14840.71 となった。また、時間外取引の日経平均先物(円建て)は 27950 円付近での推移。したがって、本日の日経平均は堅調スタートを想定。上値を試すものと思われる。


 日経平均の日足チャートでは昨日、陰線が出現。買い一巡後は伸び悩んでおり、戻り売り圧力の強さを示唆している。朝方に空けた窓も消滅しており、弱気形状は維持。一連の下落相場が続いていることを意味している。

 本日は買い先行から、値を保てるかどうかが焦点となりそうだ。現在の強弱の分岐ラインは前回の窓上限(27847.35 円)であり、これを上回れるかが焦点となっている。昨日同様、終値ベースでこれを下回れば、弱気相場は継続ということになる。


 今週は米ハイテク企業の決算発表が注目となる。焦点のテスラはビットコインの損失をカバーし、市場予想を上回る利益となった。株価は上昇しており、ひとまず安心感が広がっている。今晩からはアルファベット、アップルなどの GAFAM と呼ばれる企業の決算発表が相次ぎ、市場がどのように反応するかが焦点となる。足元の株価は堅調に推移しており、ハシゴを外されないかどうかに注意が必要だ。


 国内投資家は日本株に対して、一連の下落相場が「本当に終了したのか」見極める局面となる。現時点では弱気形状は継続しており、「売りポジション」は維持することになる。終値ベースで強気転換するまで、この状態を続けることになりそうだ。

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