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「堅調スタート、窓埋めを前提に・・・」~4/27(朝刊)

 昨日の米国株式相場は高安まちまち。ダウ工業株 30 種平均は 61.92 ドル安の 22931.57、ナスダック総合指数は 121.97 ポイント高の 14138.78 となった。また、時間外取引の日経平均先物(円建て)は 29210 円付近での推移。したがって、本日の日経平均は堅調スタートを想定。引き続き上値を試すものと思われる。


  日経平均の日足チャートでは昨日、十字足が出現。着実に取引レンジを引き上げており、リバウンド相場が継続しているとみられる。

 現在の日経平均は上下の壁に挟まれたボックス相場。そのなかに窓が存在しており、短期的にこれに引き寄せられやすくなっている。窓上限(29530.84 円)までの上値余地があり、今週中にも埋めることになるだろう。


 そしてこの窓埋めの成否が、株価の強弱を測る重要なバロメーターとなる。一番強い形がこの窓を簡単に上昇突破してしまうパターン。次が窓埋め後にいったん上値が重くなるパターン。一番弱いのがこの窓に到達せずに下落してしまうパターンだ。どの現象が起こるのかによって、将来の株価を占うことができる。同時にその窓埋めのスピードも焦点となる。投資家は窓埋めを前提としてながらトレードし、その強弱によってポジションを変化させなければならない。


 市場が気にしているのが、本格化する企業決算や、コロナの感染状況、そしてワクチンの普及の推移である。基本的には半年後の経済正常化を意識しており、相場は株高で反応している。本日もハイテク株を中心に上値を試す動きになりそうだ。


 あとは東京でも二重変異株が発見されたこと。緊急事態宣言にも関わらず、人の往来が多いこと。宣言が長引く可能性があり、それがオリンピックに直結する可能性は否定できない。先の補選で与党が完敗だったのも、早期の解散に結びつく可能性がある。投資家は「買いポジション」を持ちながら、「相場の気変わり」にはいち早く反応しなければならない。

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