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「堅調スタート、米CPIは大きなサプライズはなし」~9/14(朝刊)

 昨日の米国株式相場は高安まちまち。ダウ工業株 30 種平均は 70.46 ドル安の 34575.53、ナスダック総合指数は 39.98 ポイント高の 13813.59 となった。また、時間外取引の日経平均先物(円建て)は 32630 円付近での推移。したがって、本日の日経平均は堅調スタートを想定。上値を試す展開になると思われる。


 注目の 8 月の米消費者物価指数(CPI)は、前年同月比でプラス 3.7%の伸び。市場予想をわずかに上回ったものの、9 月での利上げ打ち止めが認識されたことで、株価の反応は乏しかった。また、外国為替市場では一部で年内利上げ観測が高まったことで、ドル買いが優勢。円相場は1ドル=147 円台半ばでの推移となっており、国内輸出関連株には追い風となりそうだ。



 日経平均は堅調スタートとなりそうだ。昨日は上ひげが出現し、「上方の窓埋め拒否」のような動きとなっていたが、本日はそれを改めて挑戦する動きとなりそうだ。基本的には弱気相場であることから、株価は下値を試しやすい。ただ、上方には窓が空いており、これを一時的に埋める可能性は残されている。


 市場の関心はこれで完全に 20 日(水)の米 FOMC の結果発表に移っている。ここでは「据え置き」が予想されているものの、投資家は日経平均のチャートが弱気形状であることから「売りスタンス」を維持しなければならない。サプライズは生じにくい状況となっているが、チャートが強気形状に転換するまでは、何が起こるか分からない。上方の窓埋めの成否、下方のファンダメンタルズの壁の存在を注意深く観察する必要があるだろう。


【本日のレポート銘柄】

ネクステージ<3186>

海帆<3133>

セルシード<7776>など


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