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「堅調スタートも、上方の窓では売りが優勢か」~9/25(朝刊)

執筆者の写真: Yasushi KuroiwaYasushi Kuroiwa

 先週末の米国株式相場は小幅安。ダウ工業株 30 種平均は 106.58 ドル安の 33963.84、ナスダック総合指数は 12.18 ポイント安の 13211.81 となった。また、時間外取引の日経平均先物(円建て)は 32290 円付近での推移。したがって、本日の日経平均は堅調スタートを想定。上値を試すと思われる。


 日経平均の日足チャートでは先週末、窓を空けて下落。上ひげが出現しており、弱気相場が継続している。下方のファンダメンタルズの壁③も風前の灯であり、すでに消滅した可能性が高い。本日は堅調スタートとなりそうだが、買い一巡後は再び売りが優勢となりそうだ。



 その際、上値メドとして意識されそうなのが、上方の窓である。これを埋めることで、強い達成感が台頭。改めて下値を試しやすくなる。ローソク足で陰線を引っ張る形となれば、弱気相場がより鮮明になるだろう。


 東京株式市場は先週、重要な日米の金融政策を通過したことで、一定の落ち着きを取り戻している。相場の変動率は低下しており、大きな値動きはそれほど期待できない。ただ、米国では利上げ継続の機運が高まっているほか、自動車業界のストライキがリスク要因。株価を押し下げる可能性が高そうだ。日本株も弱気相場が鮮明となっており、投資家は「売りポジション」を維持するしかないだろう。


 今週は 28 日(木)に 3・9 月決算企業の配当落ちが行われる。日経平均のチャートがそれだけ(見た目で)崩れやすく、株価の押し下げ要因として機能するだろう。あとは週末の米PCEデフレータか。米利上げスタンスが継続しているだけに、そこに一石を投じるかどうかが焦点となりそうだ。


【本日のレポート銘柄】

ネクステージ<3186>

レーザーテック<6920>

三菱UFJ<8306>など


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