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  • Yasushi Kuroiwa

「堅調スタートも、戻ったところは売り」~7/29(朝刊)

  昨日の米国株式相場は高安まちまち。ダウ工業株 30 種平均は 127.59 ドル安の 34930.93、ナスダック総合指数は 102.01 ポイント高の 14762.58 となった。また、時間外取引の日経平均先物(円建て)は 27785 円付近での推移。したがって、本日の日経平均は堅調スタートを想定。上値を試すものと思われる。


 注目の米 FOMC は特にサプライズはなかった。金融政策は変更なしとなり、市場の反応も今一つ。無風の通過となった。

 日経平均の日足チャートでは昨日、窓を空けて下落。再び弱気相場が鮮明になっており、先安観が強まっている。本日は買い先行が予想されるものの、戻り幅は限定的。上方の窓(27809.86 円-27862.69 円)が上値抵抗帯となり、買い一巡後の上値を抑えるだろう。


 市場が気にしているのが、コロナのさらなる感染拡大だ。昨日の東京の感染者が 3177 人となり、過去最多を更新している。首都圏3県での緊急事態宣言も視野に入っており、感染状況は悪化している。オリンピック中止論もささやかれるほど。このままでいけば、経済への悪影響、医療逼迫は必至であり、政権支持率も極端に低下することになるだろう。オリンピックでの日本勢の快進撃が伝えられているが、そういったことも人々の気のゆるみにつながっているに違いない。閉幕する 8 日のあとには、「極端な引き締め、行動制約」が強いられる可能性がある。株価はその動きを先取りしており、現在は弱気形状に転換。さらなる下落を示唆している。


 日経平均の下方にある「テクニカルの壁(需給の壁)」は再び崩壊の危機に瀕している。これがなくなると自動的に株価が下落することになり、注意が必要だ。投資家は戻ったところは売りを出し、「来るべき急落」に備えるようにしたい。

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