「堅調スタートも、現時点では弱気姿勢を維持」~3/1(朝刊)

 昨日の米国株式相場は高安まちまち。ダウ工業株 30 種平均は 166.15 ドル安の 33892.60、ナスダック総合指数は 56.77 ポイント高の 13751.40 となった。また、時間外取引の日経平均先物(円建て)は 26725 円付近での推移。したがって、本日の日経平均は堅調スタートを想定。上値を試すものと思われる。


 注目の停戦交渉は、「双方が結果を持ち帰って協議、再開の可能性がある」となった。事実上の平行線であり、即座の停戦合意には至らなかった。その間にウクライナは EU 加盟へ動いており、プーチン大統領の焦りは一段と強まりそうだ。

 日経平均の日足チャートでは、窓を空けて上昇することになりそうだ。朝方は「リバウンド継続」を示唆することになり、一時的に先高観が強まるだろう。


 ただ、現時点で明確な買いサインは出ておらず、買い一巡後に失速する可能性がある。明確な買いサイン(窓空け上昇)が出なければ、チャートは「弱気形状」を継続することになる。当然、「戦争激化」「核兵器の使用の可能性」を意識せざるを得なくなる。


 こうなっても投資家は「売りポジション」を維持せざるをえないだろう。現時点でチャートは弱気形状であり、基本的には「下方向」を示唆しているからだ。欧米各国がロシアへの経済制裁を強めているほか、ロシア・ルーブルの急落も顕著。外貨準備の短期的な警戒感はないものの、ロシアの主要銀行の破綻観測が浮上している。ロシア国内での反戦ムードの高まりもあり、支持率低下を回避するため、プーチン氏がさらなる強硬策に打って出ることも予想される。投資家は依然として「下方向」への警戒感を強め、「売りポジション」を維持するしかない。


 あとは、トヨタ(7203)子会社へのサイバー攻撃だ。ロシアとの関連性はまったくの不透明だが、日本も決して「蚊帳の外ではない」可能性が出てきた。このへんは続報を待ちたい。

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