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「完全にもみ合い、ファストリの決算は嫌気か」~4/8(夕刊)

 本日の日経平均は 21.81 円安の 29708.98 円で取引を終了した。朝方は下落幅を拡大する場面があったものの、引けにかけて下げ渋る動き。引け間際にプラスに転じる場面があったものの、結局マイナス圏での終了となった。


 日経平均の日足チャートでは、下ひげが出現。押し目買い意欲の強さを示しており、一応、窓埋めで下げ止まったようだ。ただ、明確な買い材料は乏しく、方向感の乏しい展開。さすがに「居心地の良い場所」に位置しており、株価の値動きは限定的となった。

 日経平均の日足チャートでは、引き続き、上下の壁に挟まれた状態。それに加えて直近で下方の窓埋めを行ったばかりであり、株価は「どっちつかずの状態」となっている。しばらくこのまま「もみ合い相場」が続くと思われ、投資家は「長期戦」を覚悟する必要がありそうだ。


 そのようななか、注目だったのは、引け後に発表されたファストリ(9983)の決算だ。株価は引けにかけてやや強含んでおり、「上方修正を先取りする動き」のようにも見える。実際に出てきた数字は、確かに「上方修正」であった。ただ、市場予想には届いておらず、「物足りない」印象。場合によっては、明日の寄り付きで見切り売りが出てくるかもしれない。


 もちろん、ファストリは日経平均にもっとも影響を与える銘柄。同時に日銀 ETF に見放された銘柄でもあり、買い支えの期待は小さくなっている。もし、悲観売りが強まることになれば、日経平均は思いのほか下がる可能性がある。将来的な下放れの原動力になりかねないだけに、この銘柄を注視する必要があるだろう。投資家は「売りポジション」を持ちながら、この材料不足のはっきりしない相場に付き合うことになりそうだ。


<マーケット・ストーリー>

実はユニクロの女の子。今日は3か月に一度のオーデションの結果発表日。本命ではないものの、かなり重要なテストであった。肝心の結果は・・・ちょっと残念。「次点」という扱いだった。これで室内の雰囲気は一気に悪くなった・・・。

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