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「弱気転換、中国バブル崩壊リスク」~9/16(夕刊)

 本日の日経平均は 188.37 円安の 30323.34 円で取引を終了した。朝方は堅調スタートとなったものの、買い一巡後は上値の重い展開。利益確定の売りが優勢となった。中国・不動産大手恒大集団の金融商品(理財商品)がデフォルト(債務不履行)を起こしたことして、中国バブル崩壊リスクが台頭。投資家が市場から逃げる形となった。


 日経平均の日足チャートでは、13 日ぶりの陰線が出現。ザラ場での売り圧力の大きさを示している。強弱の分岐ラインとなっていた前回の窓下限(30447.37 円)を下回っており、チャートは弱気形状へと変化。一連の上昇相場は終了したようだ。

 「窓・壁・軸理論」では上方にファンダメンタルズの壁(割高の壁)が出現しており、中長期的な調整を余儀なくされそう。下方には2つの窓が空いており、とりあえず下段の窓下限(29149.65 円)あたりまで下落することになりそうだ。


 投資家にとっては、やや「寝耳に水」の形となった。せっかく自民党総裁選に向けて「政策論議」が高まっていたのに、いきなり「中国バブル崩壊」の話。もしこれが連鎖倒産みたいな話となってくれば、おいそれと株なんか買っている場合ではなくなる。リーマンショックのようなことが起こり、投資家が我先に投げ売りを出す可能性だってあるのだ。


 もちろん中国のことだから、ある程度「統制」することは予想される。政治的な思惑も絡み、一時的に放任主義を貫く可能性はあるが、もし相場が急落するようならば、取引を停止することだってありうる。投資家はいったん「売りポジション」 に転換して、コトの成り行きを見守るしかない。


<マーケット・ストーリー>

突然、方向を転換させた怪しげな列車。「もしかしてスイッチバック?」という疑問を持ちながらも、そのスピードを確認することになりそう。もし、徐々に早くなるようならば、そういった類の切り返しではないことが分かる。

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