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執筆者の写真Yasushi Kuroiwa

「強弱感が対立も、弱気相場に変化はなし」~8/3(夕刊)

 本日の日経平均は 139.19 円安の 27641.83 円で取引を終了した。売り一巡後は一時的に下げ渋る場面もあったが、後場に入っても結局は戻らず。終日マイナス圏での値動きとな った。


 日経平均の日足チャートでは、十字足が出現。連日の陽線となったが、引き続き売り圧力の強さが感じられる。弱気形状は維持しており、目先、下値を試す動きとなるだろう。

 「窓・壁・軸理論」ではすでに上方の一部窓埋めを完了。目標達成感の強いチャート形状となっている。上値余地は限定的であり、目先、下方の窓を目指す展開が予想される。当然、その先には複数の窓が存在しており、これらを連鎖的に埋める危険性がある。


 東京一部の売買代金は 2 兆 1000 万円程度。「夏枯れ相場」の様相を呈しており、積極的な買い材料が乏しい。今はオリンピックの終了、コロナ感染拡大を無意味に待っているだけ。それ以上でもそれ以下でもない。株価はズルズルと下値を切り下げる展開が予想されており、明確なストッパーも存在していない。日銀が ETF を買わないのであれば、自然にそういうことになるだろう。


 投資家にとって懸念材料となるのは、株価水準の低下によって、投資家の多くが徐々に苦しくなっていくという事実だ。それがリスク許容度を低下させ、結果的に現金化を急がせる展開となる。「下げが下げを呼ぶ」形となり、最終的には「パニック的な動き」へと発展してしまう。それが容易に想像できるだけに、ここから先は注意が必要だ。いつ何時「正常→異常」に変化するか分からず、投資家は万全の準備をしておきたい。


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「大丈夫だよ、足着くから・・・」と、50mプールの真ん中に突き落とされた。這い上がろうとしても、笑いながら頭を抑える・・・そんな幼少時代の苦い思い出。走馬灯のように蘇ってくる。

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