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「強気相場は継続だが、上ひげが出現」~7/13(夕刊)

 本日の日経平均は 149.22 円高の 28718.24 円で取引を終了した。朝方から買い優勢となり、上値を試す展開。しかし、買い一巡後は上値が重くなり、ローソク足では上ひげが出現した。


 全体相場の押し上げ役となったのが、ソフトバンク G(9984)やファナック(6954)などの指数寄与度の大きい銘柄。その一方で上値が抑えたのが、アドバンテスト(6857)、東京エレク(8035)などの半導体関連銘柄となった。ゴールドマン・サックスが半導体製造装置関連の見直しをリリース。全体相場の上値を抑える要因となった。

 それでも日経平均は窓を空けて上昇しており、強気相場が継続していることを示唆している。ETF の配当払いに伴う換金売りが一巡したと見て、一部の投資家が買い戻しに動いているようだ。


 ただ、本日の上昇は、リバウンド相場のなかの「単なる惰性」。その持続性には疑問符がつく。実際、ローソク足では上ひげが出現しており、上値の重さを示している。「窓・ひげ理論」では「上方にひげ・下方に窓」という位置関係になっており、目先、下方の窓に引っ張られる可能性があるからだ。


 やや長い目で見た場合、下方には比較的大きめなテクニカルの壁、そして上方には2つのファンダメンタルズの壁が切り下がる格好となっている。これの意味するところは、足元の上昇は需給要因であるものの、将来的には下方ブレイクする可能性が高い、ということだ。なので、チャートが「強気形状」を維持しているものの、それを決して過信してはいけない。とりあえず「買いポジション」を維持するが、チャートの変化には即座に反応しなくてはならない。「急落前の一時的な上昇」―-そういった認識を持っていたい。


<マーケット・ストーリー>

2回ぴょんぴょん跳ねたら成功だと思うのはトンでもない間違いだ。3つ目、4つ目に大きな落とし穴がある。いや、落とし石がある。そう、竜神池のように・・・。

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