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執筆者の写真Yasushi Kuroiwa

「強気相場は継続も、強い達成感」~8/12(夕刊)

 本日の日経平均は 55.49 円安の 28015.02 円で取引を終了した。朝方は堅調スタートとなったものの、買い一巡後は上値の重い展開。上方の窓上限(28240.21 円)に到達したことで、強い達成感が台頭した。


 相場の足を引っ張ったのが、半導体関連株。東京エレク(8035)、アドバンテスト(6857)といった日経平均の指数寄与度の大きい銘柄が下落し、上値を強烈に抑えた。ただ、チャートの強気形状に変化はなく、ここから再度、上値を試す展開が予想される。

 東証一部の業種別騰落率で海運が4%近い上昇。足元でコンテナ船の価格が上がっており、需給がひっ迫していることを示している。ただ、全体相場に与える影響は限定的であり、いかにも「海運独歩高」といった感じだ。


 日経平均はダブルボトムのネックラインを突破し、底入れ感のチャートとなっている。しかし、目標となっていた上方の窓で上昇が一服しており、「それほど強くない」ことを示している。「強気相場だけれども、あんまり上昇しない」ということであり、それほど期待感を高める必要はなさそうだ。上方の窓で止まったということは、「相場は需給に敏感」ということを示しており、投資家はそれを前提にトレードする必要がありそうだ。


 日経平均は上ひげを一時的に突破したことは評価に値するだろう。しかし、東証一部の売買代金は 2 兆 3000 億円程度であり、夏枯れ相場に変化はない。一応、「強気スタンス」は維持するものの、すぐに弱気転換する可能性のあるチャート。改めて「相場の気変わり」には注意するようにしたい。


<マーケット・ストーリー>

「誰だ、頭を抑えたのは!」「いや、係員のハゲのオッサンではないよ」―-どうやらもう一度、俺をプールに落としたいヤツがいるらしい。「そんなヤツには負けるわけにはいかない・・・」

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