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  • Yasushi Kuroiwa

「急上昇も、自律反発の域を出ず」~3/1(夕刊)

 本日の日経平均は 697.49 円高の 29663.50 円で取引を終了した。朝方から堅調な推移となり、高値圏でのもみ合い相場。先週末の急落に対する反動が出る形となった。米国で長期金利の上昇が一服したほか、為替相場では円安が進行。景気敏感株、輸出関連株を中心に買いが入り、全体相場を押し上げた。


 ただ、日経平均の上昇幅は先週末の1200円には届かず。あくまでも「リバウンドの範囲内」であり、その点では力強さには欠ける。一時的な「アヤ戻し」の可能性が高く、株価はいずれ下方向に引っ張られるだろう。

 ただ、上方の窓(29760.31―30044.43 円)に接近したことで、一時的にこれに引き寄せられる可能性はある。短期的には 380 円程度の上昇余地があり、ここまでは「許容範囲」ということになる。基本的には下方の窓(28785.71 円―28817.60 円)を目指す場面であり、これが株価を引っ張るだろう。軸はやや下向きであり、依然として調整局面は継続していると思われる。


 株価が上昇してくると、「このまま上がってしまうのでは?」と思う投資家は非常に多い。しかし、チャートはいったん崩れており、これを取り戻すのはかなり難しい。基本的には戻り売りが出やすく、いずれ下落してしまうのが現状だ。投資家は「売りスタンス」を維持しながら、次の下落に備えるようにしたい。


<マーケット・ストーリー>

いったん急降下したふわふわ怪獣だったが、春の強風にあおられ、いったん舞い上がる形となった。風の強い日に宙を舞う段ボール――そんな光景にも似ている。行き場を失ったビル風が、子供たちを乗せたビニールの塊を強引に押し上げている。もし、風が吹き止めば、悲惨な状況に陥るだろう。

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