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「日米首脳会談に注目、ファストリに暗雲か・・・」~4/16(夕刊)

 本日の日経平均は 40.68 円高の 29683.37 円で取引を終了した。朝方は買い先行となったものの、その後は上値の重い展開。後場寄りに再度強含む場面があったものの、終始売り圧力に上値は抑えられた。基本的に買い手掛かり材料が乏しいほか、週末要因も重なった感じ。投資家は買い控えムードを強めており、全般的に様子見姿勢が強かった。東証一部の売買代金は2兆円そこそこ。完全に閑散相場となっている。


日経平均の日足チャートでは、上方の壁が強く意識される形。チャートの弱気形状は継続しており、目先は下方の壁を試す動きとなりそうだ。ボックス相場が継続している可能性はあるが、どちらかと言えば「下振れ」しやすい状態。投資家は「売りポジション」を持ちながら、次なる展開を待つ局面となる。

 そのようななか市場が警戒しているのが、日本時間の明日未明にも開催される日米首脳会談だ。バイデン大統領にとって就任後初の対面での首脳会談となっている。そういった意味で「日米同盟の強さ」をアピールする場面となるが、それが思わぬ「政治リスク」を生む可 能性がある。


 特に最近、米国は対中強硬姿勢を強めており、海洋進出、人権問題にはかなり神経質になっている。新疆ウイグルに関しても決して例外ではなく、米国が日本に対して「対中制裁」を強要する可能性がある。奇しくも日経平均の寄与度が最も大きいファーストリテ(9983)の製品は、新疆ウイグル産の綿花を使用しているとの見方がある。仮に「使用中止」という流れになれば、中国全土で「ユニクロ不買運動」が起こりかねない。そういった意味で「日米首脳会談と株価」は密接な関係にあり、この週末はそういったリスクを意識しなければならない。日経平均のチャートは「下方向」を示しており、暗にその危険性を感じ取っているのかもしれない。


<マーケット・ストーリー>

 ユニクロの女の子に、外人の男の子が話かけてきた。「コレ・チュウゴクサン・デスカ?」―― 彼女は完全に無視した。答えても何も始まらないからだろう。何か嫌な予感がする・・・。

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