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「権利付き最終日、駆け込み的な買いも」~3/29(朝刊)

 先週末の米国株式相場は上昇。ダウ工業株 30 種平均は 453.40 ドル高の 33072.88、ナスダック総合指数は 161.04 ポイント高の 13138.72 となった。また、時間外取引の日経平均先物(円建て)は 29390 円付近での推移。したがって、本日の日経平均は堅調スタートを想定。上値を試すものと思われる。


 先週末の日経平均は窓を空けて上昇。強気形状へと転じている。上下の窓に挟まれた状態であることから、連鎖的にこれらを埋めやすい。短期的には「ボックス相場」を描きやすく、上下に振れる可能性があるのだ。

 同時にその外側には壁が位置している。これもボックス相場を描きやすく、取引レンジを限定させている。強気相場に転じたものの、上値を抑えられやすいのが現状だ。


 本日は 3 月末の「権利付き最終日」である。高配当・優待銘柄には「駆け込みの買い」が入りやすく、相場を支えるかもしれない。また、明日の権利落ちのタイミングにかけて、権利落ち分を先物で「再投資」する動きも出てくるだろう。その額は実に1兆円程度と言われており、かなりのインパクトがある。実質新年度相場入りで新規資金が入りやすくなるため、そういった期待感を先取りした動きもありそうだ。米長期金利が年 1.7%付近で落ち着いていることもあり、これも安心感にながりそうだ。


 あとは、新型コロナ再拡大への懸念。緊急事態宣言解除で「第4波突入」が濃厚となっており、経済の足をどうひっぱるのかに注目する必要がありそうだ。それとゴールドマンサックスによる 105 億ドル規模のブロック・取引。前代未聞の取引に市場では憶測が飛び交っている。詳細が分からないため、一部で不安視する動きもあるようだ。

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