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「窓を空けて下落、弱気転換」~1/18(夕刊)

執筆者の写真: Yasushi KuroiwaYasushi Kuroiwa

更新日:2021年1月20日

本日の日経平均は 276.97 円安の 28242.21 円で取引を終了した。朝方から軟調推移とな っており、下値を試す展開。先週末の米株安の影響や、足元の上昇に対する調整もあっ て、下落幅が拡大する場面もあった。 日経平均の日足チャートでは、窓を空けて下落。弱気相場に転じており、先安観が強まっている。株価は窓から窓へと動く習性があることから、目先は下方の窓(27624.73 円― 27667.75 円)を目指す展開となりそうだ。短期的には 600 円程度の下落余地があり、投資 家はそれを前提にトレードしなければならない。

 一連の上昇相場が終了したことで、投資家はその原因を理解しなければならない。コロナ 拡大なのか、オリンピック中止なのか・・・はたまた菅政権の弱体化なのか・・・。いずれにして も株価が下方向で反応したことで、スタンスを変化させなければならない。 日経平均は下方に複数の窓が空いていることから、これらを連鎖的に埋める可能性があ る。当然、許容範囲は最上段の窓まで。2番目以降を埋めることになれば、かなり軸が下方 向に傾いていることになる。 そしてもし上方の窓(28349.97 円―28477.03 円)まで戻る場面があれば、ここは明確な売 り場となる。すでにチャートが崩れていることから、ここで売り圧力が強まることが予想される からだ。躊躇することなく、逃げる必要がありそうだ。

 もちろん本日の下げが「ダマシ」となる可能性は十分にある。その場合には上方の窓を難 なく突破し、改めて高値を試す動きになるだろう。それがあり得るのかどうなのか・・・。 今晩の米国株式市場は、キング牧師の誕生日で休場。海外発の材料が乏しく、日本株の チャートがいきなり変化する可能性は低い。「売りスタンス」を維持しながら、次の局面を待つ ことになる。

 
 
 

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