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  • Yasushi Kuroiwa

「窓空けならず、弱気相場は継続」~2/2(夕刊)

 本日の日経平均は 271.12 円高の 28362.17 円で取引を終了した。朝方は買い先行となったものの、一時的にマイナス圏に転じる展開。それでも売り一巡後は買いが優勢となり、引けにかけて上昇幅を広げる展開となった。


 注目の日経平均の窓空けの有無は、「消滅」ということになった。ローソク足では「下影陽線」が出現。これ自体は強い動きであるが、チャートは「弱気形状」を維持している。「下落のなかの一時的な上昇」という見方で良く、今後は下値を試す動きとなりそうだ。

 ただ、今、一番近い窓といえば、間違いなく上方の窓(28371.31 円-28543.00 円)である。窓の引き寄せる力によって、一時的に強含む可能性はある。下落トレンドにはあるものの、短期的な需給で上昇しまうということだ。仮に窓上限(28543.00 円)まで到達することになれば、改めて強い達成感が台頭。需給面で急速に下落しやすくなる。下方には相変わらず「4つの窓」が残されており、これを埋めに行くことになるのだ。大きな下落余地が残されていることになる。


さて、10 都道府県の緊急事態宣言は、残念ながら1か月延長となった。これはある程度、予想されていたものであり、マーケットへの影響は小さいだろう。


 それより気になるのが、長期金利の上昇だ。本日こそ低下のとなったものの、足元やや上昇気味で推移している。日銀による「政策点検→長期金利上昇容認」が連想されており、足元でジワジワ上昇しているのだ。


同時に為替の動向も不気味。本日は1ドル=105 円台に乗せる場面もあり、やや円安気味で推移している。長期金利の上昇が予想されていることから、金利裁定の面から円高になっても不思議ではない場面。当然、為替は相手国との「相対論」であることから、一筋縄には説明できないが、「ちょっと怪しげな動き」になっているのだ。明確な円安の理由が出てくれば別だが、仮に「悪い円安」となれば、日本株の売り要因として機能してくる。経済の先行きが不透明なだけに、「円安=株高」と素直に受け止められないのが現状だ。


投資家は引き続き、「売りポジション」を維持し、上方の窓埋めの動向を見極めるしかない。ここで「戻りいっぱい」となれば、今度は下方向へと動きだす。すでにちょっとした到達感は出ているため、明日、いきなり下落することも十分にあり得る。「下方向」への警戒は怠らないようにしたい。

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