「米 FOMC はややタカ派的、下ひげを維持できるか?」~1/27(朝刊)

 昨日の米国株式相場は高安まちまち。ダウ工業株 30 種平均は 129.64 ドル安の 34168.09、ナスダック総合指数は 2.82 ポイント高の 13542.12 となった。注目の米 FOMC は、予想よりもややタカ派的な内容。3月の会合で利上げが示されたほか、今年半ばにはテーパリング(量的緩和の縮小)が終了になる、との見方が台頭。声明文発表後に主要株価指数は軟調に推移する場面もあった。しかし、FRB が明確にインフレに向き合うことで、「これはビハインド・ザ・カーブ(利上げが遅れる)を回避した」と前向きに受け止められる展開。相場はやや落ち着いた動きとなった。時間外取引の日経平均先物(円建て)は 26995 円付近での推移。したがって、本日の日経平均はもみ合いスタートを想定。前日終値近辺からスタートすると思われる。

 日経平均の日足チャートでは昨日、下方の窓を再び下ひげで埋める形。やや調整一巡感の強いチャートとなっているが、明確な買いサインにはなっていない。依然として下方ブレイクするリスクが残されており、予断を許さない状況だ。


 ただ、NY ダウが下落したとはいえ、着実に下値を切り上げる展開。「NY 発の底入れ」の可能性を示唆しており、それほど危機感があるわけではない。日経平均はもみ合いスタート後に、どちらの方向に動くのか、下ひげを守れるのか――を注視することになる。


 現時点で投資家は「売りポジション」を維持しなければならない。明確な底入れサインが出ていないからだ。このままズルズルと下落する可能性があり、底入れ期待が杞憂に終わる可能性もある。アメリカはロシアに対して、「NATO 不拡大を拒否」と伝えられており、ウクライナ情勢は緊張を高めている。「不測の事態」が起これば、「底入れムード」なんてものは一蹴されてしまうだけに、投資家は慎重姿勢を維持する必要があるだろう。

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