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「窓上限を突破、先高感強まる」~6/15(夕刊)

 本日の日経平均は 279.50 円高の 29441.30 円で取引を終了した。朝方から買い優勢となり、その後はさらに上値を試す動き。為替市場で円安が進行し、輸出関連株に買いが入りやすかった。


 日経平均の日足チャートでは、窓を空けて上昇。上値メドとして意識されていた窓上限(29346.14 円)を突破しており、一気に先高観が強まっている。懸念されていた達成感は出ておらず、上値余地を残す格好となっている。一時的に下方の窓を埋めやすいものの、相場は上値志向を強めそうな雰囲気だ。

 日経平均の押し上げ役となったのは、足元強い動きが続いている医薬品株。特にエーザイ(4523)は 6%以上の上昇となっており、日経平均を 25 円ほど押し上げている。あと、投資家心理に好影響を与えたのが、トヨタ(7203)の一万円の大台乗せ。時価総額トップだけに、他の銘柄への波及効果が期待された。


 投資家は予想以上の強い動きに対して、「買いポジション」を維持するしかなさそうだ。目標となっていた上方の窓に到達したものの、現時点で強い達成感は出ていない。むしろ「もみ合い上放れ」を期待させる動きとなっており、先高観は残っている。


 今後、焦点となるのが、もちろん明日の米 FOMC だ。個人的な見方としては、イベントだけが警戒されているとみる。これを無事通過すれば、素直に「リスク要因が消滅」となるのだろう。改めて買われやすい環境となり、相場の押し上げ効果が期待できそうだ。


<マーケット・ストーリー>

「このまま上昇し続けると、まさに青天井になっちゃうよ・・・」―-このような期待と不安が渦巻くなか、明日にも重要な会議を迎えることになる。「私たちの運命はどうなるの?」――外国人のお偉いさんに聞いてみるしかない・・・。

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