「軟調スタート、パウエル議長が資産縮小加速に言及」~12/1(朝刊)

 昨日の米国株式相場は大幅安。ダウ工業株 30 種平均は 652.22 ドル安の 34483.72、ナスダック総合指数は 245.14 ポイント安の 15537.69 となった。また、時間外取引の日経平均先物(円建て)は 27695 円付近での推移。したがって、本日の日経平均は軟調スタートを想定。前日までの下落の流れを引き継ぐと思われる。


 日経平均の日足チャートでは昨日、買い一巡後に失速。下方の壁をブレイクしてしまった。軸が大きく下向きに傾いている可能性があり、投資家はさらなる下落に警戒する必要がありそうだ。

 株価の下落の要因となったのが、モデルナ CEO の弱気発言。既存のワクチンがオミクロン株に通用しない可能性を示唆しており、世界的な経済悪化への警戒感が広がった。


 米国ではパウエル議長が早期テーパリングの終了を示唆。資産縮小ペースを加速させることを意味しており、ハイテク株には警戒感が広がった。これまでの「インフレは一時的」という見解を修正するとみられる。


 投資家は「売りポジション」を持ったまま、この下落相場の終着点を探る展開となりそうだ。現時点では下方のファンダメンタルズの壁をブレイクしたばかりであり、「惰性」で下落が続く可能性が高い。ただ、過去の急落時に比べれば、現時点はまだ「通常モード」。復活の可能性が残されている。下方には有効な下値メドはないものの、市場の下方向への反応が急速に低下することもあり得そうだ。第6波の襲来やワクチンの無効性は、ある程度、想定の範囲内。とくに驚くことはないはず。新型ワクチンの開発が急がれることになれば、季節性インフルエンザと遜色のない扱いを受けるかもしれない。いずれそういうタイミングもくるだろう。

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