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  • Yasushi Kuroiwa

「軟調スタート、再び下値を試す展開」~8/3(朝刊)

 昨日の米国株式相場は高安まちまち。ダウ工業株30種平均は97.31ドル安の34838.16、ナスダック総合指数は 8.39 ポイント高の 14681.07 となった。また、時間外取引の日経平均先物(円建て)は 27590 円付近での推移。したがって、本日の日経平均は軟調スタートを想定。再び売りが優勢となると思われる。


 外国為替市場ではやや円高が進行。1ドル=109 円台前半での推移となっており、輸出関連株には上値の抑制要因となりそうだ。基本的に買い手掛かり材料が乏しく、夏枯れ相場の様相。チャートは弱気形状を維持しており、再び売り圧力が強まりそうだ。

 日経平均の日足チャートでは昨日、上方の窓に一部到達。「窓理論」の法則2の戻り売りのパターンであり、ここがほぼ上値の限界値であることが分かる。当然、ここから戻り売り圧力が強まり、再び下値を試す動きになるだろう。


 もちろん目標となるのは、下方に空いている窓だ。下方には複数の窓が存在しており、これを連鎖的に埋めることが予想される。すでに下方のテクニカルの壁の崩壊が視野に入っており、急落リスクが台頭している。足元、何とか踏ん張っているものの、「ダム決壊」は時間の問題となりそうだ。


 株価を下押ししそうなのが、コロナの再拡大に伴う政治リスクの台頭だ。変異種の増加が懸念されているものの、現時点で危機的な状況には至っていない。それよりも株式市場にとって重要なのは、完全なる政治不信である。「国民の命よりも、オリンピックを優先させた」という認識が色濃く残っており、これが圧倒的な支持率の低下へとつながっている。「自公政治の終わり」を意識させるものであり、これが株価を強烈に下方向に引っ張る可能性がある。10年前の民主党政権を彷彿させるものであり、投資家はこの点に最大の注意を払うべきだろう。「売りポジション」を維持し、資産を守る局面だ。

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