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  • Yasushi Kuroiwa

「軟調スタート、米中新冷戦も警戒材料」~7/7(朝刊)

 昨日の米国株式相場は高安まちまち。ダウ工業株 30 種平均は 208.98 ドル安の 34577.37、ナスダック総合指数は 24.32 ポイント高の 14663.64 となった。また、時間外取引の日経平均先物(円建て)は 28330 円付近での推移。したがって、本日の日経平均は軟調スタートを想定。下値を試すものと思われる。


 日経平均の日足チャートでは昨日、リバウンドを試す動きとなった。しかし、上昇幅は限定的であり、チャートの弱気形状には変化はない。本日は窓を空けて下落することで、弱気相場がより鮮明になるだろう。

 市場が気にしているのが、新型コロナの感染拡大。6 日の東京での感染者は新たに 593人となっており、17 日連続で先週よりも増加。感染拡大が顕著となっている。オリンピックの開催も2週間後に迫っており、経済停滞、医療逼迫が懸念されている。


 そうようななか、中国が海外上場の規制強化に乗り出したことは、株価に対してマイナスとして意識されそうだ。実際、アリババやバイドゥが大幅下落。米中新冷戦が激化しており、市場には警戒感が強まっている。米ハイテク株は長期金利の低下を好感して上昇したものの、その持続性にはちょっとした疑問符がついている。


 日経平均は改めて弱気相場が鮮明になることで、投資家心理はさらに悪化しそうだ。「窓・壁・軸理論」では下方の壁(テクニカルの壁、需給の壁、27800 円~28000 円付近)を試す動き。ここまで到達すれば、「下方に壁、上方に窓」という位置関係になる。短期的にはリバウンドしやすくなり、押し目買いムードも強まってくるだろう。ただ、現状ではあくまでも「下方ブレイク」が前提。テクニカルの壁は消滅する運命であり、その戻ったところは売り、ということになりそうだ。いずれにしても「下方向」へのリスクが高まっており、投資家は「売りポジション」を継続しなければならない。

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