「軟調スタート、米利上げ観測を嫌気」~1/19(朝刊)

  昨日の米国株式相場は下落。ダウ工業株 30 種平均は 543.34 ドル安の 35368.47、ナスダック総合指数は 386.86 ポイント安の 14506.90 となった。また、時間外取引の日経平均先物(円建て)は 28010 円付近での推移。したがって、本日の日経平均は軟調スタートを想定。下値を試すと思われる。


 昨日の日経平均は後場に入ってから失速。ローソク足では長い上ひげが出現している。下方の窓を完全に埋めたことで、強い調整一巡感は漂っているものの、本日はそれをブレイクすることになりそうだ。

 米国株が下落したのは、足元で利上げ観測が強まってきたからだ。米長期金利が年1.8%後半まで上昇しており、住宅ローン金利への悪影響も懸念されている。ハイテク、成長株の重石となっており、日本株にも関連銘柄に売り圧力が強まりそうだ。


 そして、原油価格の上昇が止まらない。足元で直近高値を更新しており、インフレ加速が顕著となっている。OPEC による需要見通しが強気であり、それも相場を押し上げる要因となっている。「今年はインフレの年」ということが明確となりつつあり、投資家が急速な利上げに備えている印象だ。


 もちろん、「インフレ=通貨価値の下落」であり、相対的に資産価格を押し上げる効果がある。実際、資源価格の上昇はその端的な例であり、その流れはしばらく続くことになりそうだ。楽観的な見方をすれば全体相場を支える要因にもなり、一概に「金利上昇=株安」と言えないのが現状だ。結果的に「株価の二極化」が起こりやすくなり、銘柄選択は慎重になる必要があるだろう。「勢いがあるから買い」などといった短絡的な考えではダメだ。


 なお、グレイステクノロジー(6541)が値幅制限拡大となっている。最悪1円まで下落する可能性があることから、個人投資家の「オモチャ」となりそうだ。当然、賢明な投資家はアンタッチャブルとなる。

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