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執筆者の写真Yasushi Kuroiwa

「軟調スタートも、アフターコロナ相場は続く」~6/4(朝刊)

 昨日の米国株式相場は下落。ダウ工業株 30 種平均は 23.34 ドル安の 34577.04、ナスダック総合指数は 141.82 ポイント安の 13614.51 となった。また、時間外取引の日経平均先物(円建て)は 28980 円付近での推移。したがって、本日の日経平均はやや軟調スタートを想定。下値を試すものと思われる。

 ただ、外国為替市場では円相場が下落。1ドル=110 円台での推移となっており、円安が進行している。今晩は米国で雇用統計の発表を控えており、労働環境の改善がドルを押し上げた面もあったようだ。日経平均は軟調スタートが予想されるものの、円安が輸出関連株の下支え役となり、下落幅は限定的となりそうだ。


 日経平均の日足チャートでは現在、上方の窓を目指す順番。基本的には 300 円程度の上昇余地があり、本日の売り先行で「買い妙味」が増すことになる。チャートの「強気形状」に変化はなく、投資家は「押し目買いスタンス」を維持するしかない。


 ただ、買い材料が乏しいことに変化はなく、投資家は様子見姿勢を強めるだろう。週末要因や雇用統計を控えていることもあり、値動きは限定的となりそうだ。日経平均は 29000 円前後の動きとなるだろう。


 そのようななか、東京株式市場はワクチン接種の進展で、「経済正常化」への期待が高まりつつある。相対的にコロナ関連を売って、悪影響を受けてきた銘柄を拾う動きが出てきている。割安株を買う動きが優勢となっており、そういった流れはしばらく続きそうだ。市場のテーマはまさに「アフターコロナ」。投資家もそういった目線が必要なようだ。

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