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執筆者の写真Yasushi Kuroiwa

「軟調スタートも、強気姿勢を維持」~3/31(朝刊)

 昨日の米国株式相場は下落。ダウ工業株 30 種平均は 104.41 ドル安の 33066.96、ナスダック総合指数は 14.25 ポイント安の 13045.39 となった。また、時間外取引の日経平均先物(円建て)は 29285 円付近での推移。したがって、本日の日経平均は軟調スタートを想定。下値を試すものと思われる。


  米国市場では巨額のインフラ投資が財政悪化につながるとして、長期金利が一時 1.77%に上昇。ハイテク株など成長株の重しになっており、米国株は軟調な推移となっている。ただ、為替市場では金利裁定から円安・ドル高に動いており、1ドル=110 円前半での推移。輸出関連株には追い風となりそうだ。

 日経平均の日足チャートでは、引き続き「強気形状」を維持している。本日は軟調スタートとなるものの、下方には巨大なファンダメンタルズの壁②が位置。売り一巡後は押し目買いが入ってきそうだ。短期的には上方の窓(29578.37 円―29621.22 円)を目指す展開が予想され、200 円ほどの上昇余地がある。そこまでの上昇は「既定路線」であり、ここで達成感が出るのかどうかに注目だ。


 本日は年度末の売買最終日となる。実質的にはすでに新年度入りしているが、場合によっては機関投資家のドレッシング買い(お化粧買い)も期待できるかもしれない。その反面、4月に入ってからは益出しの売りが先行する恐れはあるのだが、同時に新規資金も入りやすい。そういった綱引きのなか、投資家が強気相場に自信を持てるかがポイントとなる。現在の日経平均は強気形状を維持しており、投資家も「買いポジション」を維持するしかない。

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