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「軟調スタートも、相場の持続性は高い」~2/12(朝刊)

更新日:2021年2月12日

 昨日の米国株式相場は高安まちまち。ダウ工業株30種平均は7.1ドル安の31430.70、ナスダック総合指数は53.24ポイント高の14025.77となった。また、時間外取引の日経平均先物(円建て)は29480円付近での推移。したがって、本日の東京株式相場は軟調スタートを想定。下値を試すものと思われる。


 米国株の上値が重くなったことで、日本株は売り先行の展開が予想される。ただ、下落幅は限定的であり、すぐに買い意欲は強まりそうだ。

 本日の東京株式市場は休みの谷間ということもあり、参加者は少なそうだ。相変わらずの手掛かり材料難であり、相場の方向性は乏しい。


 ただ、すでにチャートは上放れており、売り方による根強い買い戻しが期待できる。株価は堅調さをキープできそうだ。


 株価の上昇の背景となっているのが、好調な企業決算と経済正常化への期待だ。相場に短期的な過熱感はあるものの、着実に利食い売りをこなしている。出来高も極端に増えておらず、需給悪化の懸念はかなり小さい。「相場の持続性」が高いことを示唆しており、投資家は安心して上値を買い進んで良いだろう。


 なお、森会長の辞任に関しては、市場は関心を示しそうもない。東京五輪の開催は、ある程度は諦められているところもあり、経済効果への期待はそれほど高くはない。また、半導体不足が報じられていることから、アドバンテスト(6857)、東京エレク(8035)などの関連銘柄にはそれなりの買いが入りそうだ。

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