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「軟調推移、下値を試しやすい状態は続く」~4/14(夕刊)

 本日の日経平均は 130.62 円安の 29620.99 円で取引を終了した。朝方から軟調なスター トとなり、やや下落幅を拡大する展開。それでも売り一巡後は下げ渋り、下落幅は限定的と なった。


 昨日、米ナスダックは上昇したものの、為替相場はやや円高に。基本的に手掛かり材料に 乏しく、投資家は様子見姿勢を強めている。


 日経平均の日足チャートでは、小陰線が出現。前日の上ひげの影響もあり、やや売り圧力 が強い状態となっている。

 「窓・壁・軸理論」では、依然として上方の壁が意識される展開。弱気相場が継続しており、目先は下値を試しやすい状況にある。「ボックス相場」が継続している可能性は高いが、基本的には下方の壁までの下落余地がある。投資家は「下方向」への警戒を怠ってはいけない。


 では、市場が恐れているのは、いったい何なのか・・・。恐らく漠然とした「バブル崩壊」といったものなのだろう。ビットコインが史上最高値を更新しているように、世界中で「カネ余り」現象が起きている。期待のみで買われる新興・成長株も多く、株価にやや割高感が出ているのが現状だ。ワクチン普及で経済が正常化する際、流動性の供給もストップすることになれば、投資家はハシゴを外されることになるだろう――そういった不安心理が底流にあるのかもしれない。


 あとは、コロナ再拡大への懸念だ。大阪では新規感染者数が1日で 1000 人を超えてお り、病床ひっ迫の憂き目に遭っている。オリンピック 100 日前となって、政府はいまさら「緊急事態宣言」と言えなくなっている。それによって後手を踏む可能性が高まった菅政権。コロナを意図せず拡大させてしまう恐れが出てきている。「すべてがダメになってしまう」――そういったリスクを恐れているのかもしれない。足元で甘い値動きをする株価は、そうことなのかもしれない。「徹底的に売り込む」という話ではないが、徐々に買い手が少なくなっているようにも見える。投資家は「売りポジション」を持ちながら、さらなる下落に備える場面となりそうだ。


<マーケット・ストーリー>

「もしかしてこのふわふわ怪獣、爆発するのでは?」―-そういったありもしない噂が広がり始めた。ゆっくりと高度を落とし、不時着する可能性もあるが、一瞬にして木っ端微塵になるかもしれない。狭い空間でのコロナ拡大、もしかして放射能漏れ?――他にも変な噂はいっぱいある。

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