本日の日経平均は 531.78 円高の 29659.89 円で取引を終了した。朝方から堅調スタートとなり、その後はやや上昇幅を拡大させる動き。幅広い銘柄に買いが入り、上値を試す展開となった。
話題の中心となっているのは、やっぱり自民党総裁選。各候補の政治信条・政策を比べながら、期待感を高める展開となっている。岸田か、河野か、高市か・・・。投資家が都合の良い妄想を思い巡らせている。市場はそういった前向きの期待感が支配的となり、上値を買い進む展開。短期的な過熱感があるものの、どうやら買いの勢いの方が強いようだ。東証一部の売買代金は 3 兆円乗せ。全員参加型の上昇相場となってきた。
日経平均の日足チャートでは、連日の窓空け上昇。相変わらず強い先高観があり、さらに上値を試しそうな勢いだ。目標としていた上方の窓に到達したことで、短期的には下方向に振れやすいが、現在はかなり勢いがある状態。どうやら惰性で上方向に行きそうな感じとなっている。
こうなってくると、もうコロナなんて関係ない。東京の新規感染者は 1000 人を下回っており、危機的な感染爆発、医療危機はどうやら避けられそう。そういった経済正常化への期待も相まって、投資家は買いを押し進めてくるだろう。
それでは何を買えばいいか。ここがかなり悩ましい。なぜならば、こういった相場の寿命は短いからだ。少なくとも自民党総裁選の9月末の1週間前には終わっている可能性が高く、最大で2週間程度と目されるのである。それでは2週間で上がる銘柄は何か・・・。これはもう「勢いのあるもの」ということになる。業績はあまり関係なく、投資家が「儲かる」と思う銘柄。そしてチャートの良いもの。出来高、人気のあるやつ・・・ということになる。当然、こういった銘柄はすぐに相場が終わってしまい、その後はペンペン草も生えない。当然のことだが、注意して買ってほしい。
<マーケット・ストーリー>
さあ、超快適・流れるプール!レジャー用の浮き輪で背伸びをしながら、徐々に増すスピードを満喫している。「おっ、意外と速いね、このプール」―-子供ダマシのそれではなく、こなれた大人でも十分に楽しめる速さだ。「もっと行くのかな?」
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