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  • Yasushi Kuroiwa

「離れ小島で強気転換も、ここまでは需給要因」~7/12(夕刊)

 本日の日経平均は 628.60 円高の 28569.02 円で取引を終了した。朝方から米株高を受けて買い優勢となり、終日高値圏でのもみ合い相場。売り方の買い戻しが広がった。カラ売り比率が高水準となっており、相場の先安観が後退したことで、買い優勢になった。


 また、週末に発表された安川電機(6506)が上方修正を発表したほか、朝方の機械受注が上振れ。設備投資が増加するとの期待感が高まり、ファナック(6954)など機械株が上昇した。

 日経平均の日足チャートでは、大きく窓を空けて上昇。アイランド・リバーサル(離れ小島による相場反転サイン)が出現しており、先高観が一気に強まっている。強い底入れ感が漂っており、いったんは強気姿勢に傾いている。


 ただ、本日の上昇は「窓・ひげ理論」では、至極当然の話。「下方にひげ・上方の窓」という位置関係になっており、需給面で上昇しやすかったからだ。本日の高値は 28595.12 円となっており、上段の窓上限(28587.61 円)に非常に近い水準。ここまでの上昇は織り込み済みであるほか、同時に強い達成感が漂っている。短期的には窓と株価の位置関係が逆転しており、下落しやすくなるのは必然と言えるだろう。


 チャートが強気転換したことで、投資家はいったん買いポジションに変更せざるを得なくなった。ただ、本日の急上昇によって短期的に下落しやすくなってもいる。もちろん、本日の上昇は「需給要因」であり、その反動が出やすいのだ。


 そして下方に出現したテクニカルの壁は、将来的に消滅することになる。すでに安値圏において日銀が ETF を買わないことがわかっており、「最終的なストッパー」が不在となっているからだ。再び同じような急落が起こり得ることを示しており、投資家はそのつもりでいる必要がある。なので、いったん買い転換するものの、弱気サインには即座に反応するようにしたい。


<マーケット・ストーリー>

突如、出現した強固な踏み台。「この小さな島、本当に信頼していいんですか?」「大丈夫です。通称“離れ小島”と言いまして、昔からよく現われるんです」「小島がダイジョウブですか・・・、でもそんなの関係ねぇー、とかならないですよね・・・」

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