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  • Yasushi Kuroiwa

「1200 円超の下落、傷の深さを確認」~2/26(夕刊)

 本日の日経平均は 1202.26 円安の 28966.01 円となった。朝方から売り先行となり、窓を空けて下落。その後も売りが続き、結局、安値引けとなった。米長期金利が上昇したことで、IT・ハイテク株、成長株への警戒感が台頭。全面安の商状となった。


 日経平均の日足チャートでは、下方の窓(29650.51 円―29662.41 円)をブレイク。先安観の強まる格好となっており、もう一段の下落が予想される。下値メドとして意識されるのが、下方に空いている窓(28785.71 円―28817.60 円)。あと 180 円程度の下落余地がある。

 ただ、株価が急落したといっても、所詮4%程度。通常、起こり得る範囲内であり、そんなにサプライズはない。前日に急騰したことで、2 日間での下落幅は 700 円程度。現在の株価水準からしてみれば約3%に過ぎない。あまり驚くことではない。


 チャートの崩れが一段と鮮明になったことで、投資家は改めて警戒を強めなければならなくなった。これが未曾有の大暴落につながって行くのか――それを見極める必要がある。


 株価急落の要因とされているのは米長期金利の上昇だが、これ自体が嫌気されているわけではない。景気回復を前提とした「良い金利上昇」から、財政悪化などを懸念した「悪い金利上昇」への変化を警戒しているのだ。日米ともに金融当局は「出口に向かわない」と主張しているが、実際にはその出口の光が薄っすらと見えはじめている。そこへ認知症の疑いのあるバイデン大統領がシリア空爆を実施、麻生財務相が課税強化するとかしないとか、の話が出てきて、投資家が一斉に売りを出した格好だ。もともとバブルの過熱感があっただけに、「売りの理由とされた」というのが本音のところのようだ。


  投資家はチャートの崩れが鮮明になった以上、引き続き「売りポジション」を持ち、その傷の深さを確認する場面となっている。


<マーケット・ストーリー>

急に空気が抜けだしたふわふわ怪獣。その浮力は失われ、地面へと真っ逆さまだ。「穴が開いているぞ!」と誰かの叫ぶ声。「ミサイル攻撃でもされたのか!」との声も――。現時点で穴の大きさは分からないが、場合によっては下落スピードが加速する恐れがある。

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