「FOMC はタカ派的だが、市場はおおむね好感」~12/16(朝刊)

 昨日の米国株式相場は上昇。ダウ工業株 30 種平均は 383.25 ドル高の 35927.43、ナスダック総合指数は 327.94 ポイント高の 15565.58 となった。また、時間外取引の日経平均先物(円建て)は 28915 円付近での推移。したがって、本日の日経平均は大幅高からのスタートを想定。上値を試すものと思われる。


 注目の米 FOMC はタカ派的なものであった。テーパリング(量的緩和の縮小)の時期が早まったほか、利上げスピードもアップするとの見方。米 FRB がインフレに対して積極的に向き合い、スタグフレーション(不況下での物価上昇)のリスクが後退したことで、市場は好感する流れとなった。また、米FOMCというビックイベントを通過したことで、市場では不透明感が解消。買い安心感につながった面もある。日本株は大幅高が予想され、一気にリバウンドムードが高まるだろう。

 今回の米FOMCで象徴的だったのが、市場が急ピッチの利上げを織り込んでいたということだ。予想よりもややタカ派的ではあったものの、投資家たちがFRBの姿勢を容認したということになる。「利上げよりもスタグフレーションが怖い」ということであり、「金融正常化」を素直に好感した格好だ。投資家たちは「大人の対応」をしたことになり、それが市場のムードを好転させそうだ。


 ただ、安心するのはまだ早い。朝方は買い優勢となりそうだが、問題はそのあとだ。買い一巡後に大失速し、株価が元の水準に戻ることを否定はできない。投資家は日経平均が大引けベースで寄り付きの窓を維持できるかを注視する必要がある。現時点で上方には壁が存在しており、強い抵抗帯として機能している。これを突破できなかった場合には、「元の木阿弥」となる可能性があり、投資家は十分に注意する必要がありそうだ。

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