昨日の米国株式相場は上昇。ダウ工業株30種平均は470.63ドル高の29950.44、ナスダック総合指数は94.84ポイント高の11924.13となった。また、時間外取引の日経平均先物(円建て)は26150円付近での推移。したがって、本日の東京株式相場は堅調スタートを想定。上値を試すものと思われる。
日経平均の日足チャートでは昨日、窓を空けて上昇。「上放れ」の様相となっており、先高観は一気に強まっている。上昇スピードが加速した感じとなっており、このまま進みそうな雰囲気だ。NYダウは史上最高値を更新。日経平均もバブル後の高値を更新しており、投資家が買いを入れやすくなっている。商いもそれほど盛り上がっておらず、需給要因による下落がしにくくなっている。「買いが買いを呼ぶ展開」が予想され、投資家はこの流れについていかければならない。
上昇の背景となっているのが、やはりコロナワクチンの開発だ。米モデルナが「ワクチンの有効性を確認」 と発表しており、「経済正常化」への期待が強まった。足元で感染者が増加しており、「第3波」への懸念が高まっている。ただ、それ以上にワクチン開発への期待感が強く、実質的に「株高」で反応しているのが現状だ。株価というのは「先の先」を読むもの。おおよそ6か月後から9か月後の先を読むと言われており、そういったことも背景になっている。投資家は悪材料を特に気にすることなく、このまま買い進んで行くようにしたい。
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