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「堅調スタート、投資家たちは自信を取り戻す」~10/19(朝刊)

 昨日の米国株式相場は高安まちまち。ダウ工業株 30 種平均は 36.15 ドル安の 35258.61、ナスダック総合指数は 124.27 ポイント高の 15021.81 となった。また、時間外取引の日経平均先物(円建て)は 29075 円付近での推移。したがって、本日の日経平均は堅調スタートを想定。上値を試すものと思われる。


 日経平均の日足チャートでは昨日、小陰線が出現。やや上値の重さを示しているものの、基本的には上昇トレンドが継続している。短期的には上方の窓を目指す順番であり、これを目指して株価が動くと思われる。本日は堅調スタートからジリ高の展開となりそうだ。

 株価上昇の背景となっているのが、足元の円安進行だ。米ハイテク株の上昇を受けて、半導体などの関連銘柄にも買いが入りそう。中国GDPの下振れは建機などの関連銘柄の上値の重しとなるが、中国・不動産問題をマーケットは一定水準、織り込んでいる。売り方の買い戻しは入りやすく、株価の上昇要因となりそうだ。


 あとは本日の衆院選公示。これから一段と政策論議が高まることで、株価の押し上げ要因となりそうだ。基本的には与党・自民党・公明党の政策の実現性が高く、それを前提に経済を考える必要がありそう。野党共闘が完璧ではないので、「自公政権が続く」ことは株価にとってプラスに働くことになる。


 投資家は引き続き「買いポジション」を持ったまま、本格的な上昇を待つ局面となる。商いが乏しく「全員参加型」ということにはならないが、株価の上昇を受けて、投資家たちは徐々に自信を取り戻すことになりそうだ。

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