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執筆者の写真Yasushi Kuroiwa

「仮想通貨が急落、リスク回避の動き」~5/20(朝刊)

 昨日の米国株式相場は下落。ダウ工業株 30 種平均は 164.62 ドル安の 33896.04、ナスダック総合指数は 3.9 ポイント安の 13299.74 となった。また、時間外取引の日経平均先物(円建て)は 27920 円付近での推移。したがって、本日の日経平均は軟調スタートを想定。下値を試すものと思われる。


 米国株が下落したのは、仮想通貨の急落と FOMC 議事要旨だ。中国が仮想通貨の規制を強化したことで一時30%の急落。議事要旨では緩和縮小の議論がされたことが分かり、米国株の売りにつながった。

 日経平均の日足チャートでは昨日、十字足が出現。強弱感の対立を示唆しているが、基本的な下落基調に変化はない。本日は軟調スタートから下値を試すことが予想され、リスク回避の動きが優勢となるだろう。短期的には下方の窓を埋めやすく、株価を執拗に引っ張ることになりそうだ。


 投資家は崩れたチャートに従って、「売りポジション」を維持するしかないだろう。買い材料は乏しく、軟調スタート後も積極的に買いを入れる投資家は少ない。リバウンドムードが後退するなか、リスク回避の動きが優勢となりそうだ。


  投資家は「次の悪材料は何か」を探ることになりそう。チャートは先行して下落を開始しており、新たな嫌気材料が出てくることを予感させている。コロナバブルが崩壊に向かうなか、企業業績への悪影響も懸念される。この流れがしばらく続くと「売りが売りを呼ぶ」展開となり、「予想外の下落」を引き起こしかねない。本当に注意をしたい。

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