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執筆者の写真Yasushi Kuroiwa

「引け味は悪くない、来年につながる動き」~12/30(夕刊)

本日の日経平均は129.98円安の27444.17円で取引を終了した。朝方から軟調な値動きとなり、一時下落幅を拡大させる展開。それでも引け間際にいったん切り返す場面もあり、相場の強さを示唆している。



 日経平均の日足チャートでは、下ひげが出現。下落場面でも押し目買い意欲の強さを示しており、買い安心感が漂っている。前日の急騰の反動もあり、利益確定売りは出やすかったものの、総じてしっかりとした値動きであった。


ただ、東証一部の売買代金は、依然として2兆円前後。決して盛り上がってはおらず、「全員参加型」の上昇相場とは言いがたい。完全に年末モードであるため、投資参加者が少ないのが現状だ。


 それでも高値圏を維持したこと、次につながる下ひげが出現したことで、大納会の雰囲気は決して悪くはない。内外の財政・金融出動に対する期待感は根強く、コロナ渦でも株価が上がりやすい状態。「ポストコロナ」をにらんで、株価が先読みしている面が強い。


 投資家はこれで今年のトレードは終了したわけだが、来年につながる良い引け方になったのではないかと思う。売買代金が低調であるが故に、利食いによる需給悪化がしにくい。相場の「持続性」を担保するものであり、そういった安心感がある。年末年始は海外市場の動きに株価を委ねることになるが、「何もなければ」、大発会から堅調な値動きが期待できそうだ。年末年始という「売買できない期間」を通過しることで、安心感が台頭。株価にプラスに働くと思われる。


 今年はコロナで散々な年ではありましたが、来年はワクチンも出現し、良い年になりますように。あとは皆さまのご健康を節にお祈りしております。自分自身も病に苦しんだ1年でしたが、体調も徐々に回復しております。良い予想ができるように、日々、努力していきたいと思います。それでは・・・。

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