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「軟調スタートも、上昇相場について行く」~12/15(朝刊)

 昨日の米国株式相場は高安まちまち。ダウ工業株30種平均は184.32ドル安の29861.55、ナスダック総合指数は62.17ポイント高の12440.04となった。また、時間外取引の日経平均先物(円建て)は26620円付近での推移。したがって、本日の東京株式相場はやや軟調スタートを想定。下値を試すものと思われる。


 日経平均の日足チャートでは昨日、上ひげが出現。上値の重さを示唆しており、この近辺での売り圧力の強さを示している。


 ただ、明確な売りシグナルは出ておらず、上昇相場は継続していると認識。改めて上値を試しやすい状況にはある。


 海外では新型コロナワクチンの接種が始まったものの、引き続き感染拡大への懸念は後退していない。一部で「再ロックダウン」という話もあり、警戒感が拭えない印象だ。


 足元では日米の金融政策に注目が集まりそうだ。ともに緩和的な措置が継続するとみられ、特にサプライズはないだろう。株価というものは、この中央銀行のスタンスに大きな影響を受けることから、そういった意味でも「持続的な上昇」が期待できることになる。投資家は引き続き「煮え切らない上昇相場」に付き合うことになる。明確な売りサインが出るまで、このじれったい上昇相場について行くしかない。



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