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「いったん下げ止まったが、相場は弱い」~7/16(夕刊)

 本日の日経平均は 276.01 円安の 28003.08 円で取引を終了した。朝方から軟調スタートとなり、売り一巡後は下げ渋る動きとなった。しかし、大引けにかけては再び甘い動きとなり、下落幅は 300 円に迫った。


 日経平均の日足チャートでは十字足が出現。気迷い相場を示しており、やや方向感がつかみにくくなっている。それでも窓を空けて下落しており、相場の弱さを露呈。引き続き下値を試す可能性は高そうだ。

 「窓・壁・軸理論」では下方の窓下限に到達する形。ここでいったん調整一巡感が漂っており、その後の下げ渋りへとつながった。窓と株価の位置関係が逆転することで、需給は改善。いったん上昇しやすくなったということだ。


 しかし、大引けにかけて再び下落幅が拡大するなど、相場の弱さを露呈している。上方の窓を「埋めない窓」と認識する可能性もあり、今後の値動きには注意が必要だ。下落幅がこの程度に収まっているのは、下方にテクニカルの壁が存在しているから。将来的にはこの壁は消滅する運命にあり、株価急落のきっかけになるかもしれない。


 もちろん相場の下落の要因となっているのが、急速に広がる感染拡大だ。場合によってはオリンピック期間中に、感染者の増加に関心が向かわなくなる可能性がある。気が付いたときには経済崩壊、医療崩壊を起こしている可能性もあり、そういったことが懸念材料となっている。そしてその後に控える総選挙では、与党が歴史的な敗北。株価もそれを先取りする形で、急落する恐れがある。


 なお、来週の祝日は変則的であるので注意をしたい。19 日(月)は平日。22 日(木)、23(金)は祝日となる。休みだと思ったら、株価が急落していた!なんていうヘマをしないようにしたい。


<マーケット・ストーリー>

水たまりに 30 センチも足を突っ込めば、そこでいったんは止まるはず。しかし、ここから本当に怖いところ。もし、「底なし沼」だったら、ズブズブいってしまう・・・。

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